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身近に感じる今回の「自民党総裁選」
政治にさほど興味のない人でも、連日自民党総裁選に関するニュースを聞く機会が増えていると思います。総裁選の結果が次の総理大臣へと直結するだけに目が離せませんよね。今回は「自民党総裁選」関連で、政治の話題にはあまり自信がないという人のための必須ワードを厳選してご紹介します!
案外覚えやすい政治関連の基礎英語
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政治関連の英語って専門用語が多くて、なんか難しそうって思っていませんか?実は、政治関連でも重要なワードは聞いたことのある言葉ばかり。復習のつもりで、さらっと見てみましょう。
自民党(自由民主党) Liberal Democratic Party
選挙 Election
候補者 Candidate
出馬する(立候補する) Run for
当選する Win
政党は、Party(パーティ)と呼ばれ、今回注目されている自民党はLiberal Democratic Partyで、LDPと新聞やネットでは略されていることが多いです。
例) In my high school I ran for school’s council.
高校生のころ、生徒会に立候補した。
「自民党総裁選」って何て言う?
自民党総裁選の英訳としては、The LDP presidential electionが一般的に使われていますが、自民党(LDP)、総裁(President, party leader)、選挙(Election, race)などを組み合わせて表現することもできます。
例)It was a real shock that the prime minister Suga will not run for election as a party leader.
菅総理が党総裁選に立候補しないのは衝撃的だった。
これでも十分通じる!「自民党総裁選」
「政党の名前や『総裁』『選挙』という英単語が出てこない(汗)」というような状況でも、知っている情報をできるだけわかりやすくシンプルにつなげることで、世間話としては十分通用する英語表現になります。
例)In Japan, we are deciding new head of the main party this autumn.
日本では、この秋に一番メジャーな政党の新しいトップを決めます。
上の表現では、「選挙」「自民党」「総裁」という英単語を使うことなく、それでもばっちり「自民党総裁選」を伝えることができます。
「帰国子女ですか?」って何て言う?
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候補者のひとり、河野太郎氏の語学力は以前から有名ですが、実は4名の立候補者の全員が、何かしらの海外経験があるという、かつてないほど国際派がそろっている今回の総裁選。帰国子女、留学経験の有無など海外経験に関することも話題になるかもしれません。
日本では、海外で生まれ育って日本に帰国した人のことを「帰国子女」と呼ぶことが多いのですが、英語では何と言ったらいいでしょう?
帰国した人(子ども)ということで、Returnee(children もしくはstudents)を辞書や翻訳アプリでは一般的に見かけますが、実際はあまり聞きません。
例) I grew up in abroad so I struggled with reading and writing Kanji when I was a student.
海外で育ったので、学生のころは漢字の読み書きで苦労しました。
Fumio Kishida lived abroad for long time, surely he can speak English well.
岸田文雄氏は海外に長く住んでいたのだから、英語が上手に決まってる。
「帰国子女」と一言で言うよりは、「海外で育った」「海外で長く生活していた」というような表現方法が一般的です。
コロナ関連対策や東京オリンピック・パラリンピック開催などから、今まで遠かった自民党総裁、総理大臣といった政治家の存在が、実は日々の生活に直接影響することを痛感した人も多かったのではないでしょうか?政党はParty、選挙はElectionという程度のボキャブラリーを知っておけば、専門用語なしで十分日常会話としてニュースを楽しめると思います。
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