
ネイティブだって間違える英語がある!
日本で生まれ育った私たちでも「食べれない」(食べられないが正解)「ありえる」(ありうるが正解)など、ついつい間違って使ってしまったり、中には間違っていることすら気が付かないほど日常的に使われている表現がたくさんあります。
今回は、英語ネイティブが自然に間違って使っている基本英語文法やフレーズをご紹介します。きっちり中学・高校で英語文法を習った私たちにとっては、意外なものも多くありますよ。
She is taller than me.

英語圏で生活し始めた多くの日本人が、まず一番最初に気が付く英語ネイティブの間違った英語表現といえばこれ!
例)She is taller than me.
彼女は私より背が高い。
Thanの後にはI, She, Heなどの主語が来るのが本来の正しい英語なのですが、英語ネイティブは、ほぼ確実にme, her, himを使います。
例)Kate’s brother is 3 years younger than her.
ケイトの弟は彼女より3歳若いです。
Me and ○○

日常会話で「私と○○が〜」と話し始める際、ほとんどの人が、IではなくMeから始めます。
例)Me and my boyfriend are going on holiday to Spain.
私と彼氏はスペインへ旅行に行きます。
正しい英語はこちら。
I and my boyfriend are going on holiday in Spain.
Meから始めた場合は、文法としては正しくはないのですが、もちろん100%言いたいことは通じますし、ネイティブの多くがこの言い方をするため、むしろ自然に聞こえてしまうという現状です。
Thankyou

「ありがとう」という感謝の気持ちを表すThank youですが、実は、これがThankとYouの2語ではなくThankyouというひとつのつながった言葉と誤解しているイギリス人が非常に多いんです。
そのため壁に貼られた注意書き、友達からもらうカードやメールなど、いたるところでつながったThankyouを見つけることができます。
If I was a boy

アメリカのポップミュージックの大スター、ビヨンセの曲にもありますが
If I were a boy (もし、私が男の子だったら)という仮定法過去を用いた表現があります。絶対にありえないことを仮定しての場合は、主語がどんな場合もwereを使う、というものです。
ところが、現実にはありえない、そうではないことを想定している場合でも、英語ネイティブはよくwereではなく、現在はwasを使うことが多くなってきています。
例)If I was rich, I would buy that house.
お金持ちだったら、あの家を買うのにな。
もちろんほとんどのイギリス人は、wereを使うことが正しい本来の英語と知っていますが、少し古く芝居がかって聞こえると思う人もいるため、最近は無意識にwasが使われることも多いです。
もうひとつ、筆者自身の個人的な印象ですが、絶対にありえないことを想定している場合はwereを使い、場合によっては可能な設定の場合はwasが使われやすいというイメージがあります。
例)If I were a bird, I could fly.
もし私が鳥だったら、飛べるのに。
If I was slimmer, I could run faster.
もう少し痩せていたら、もっと速く走れるのに。
私が鳥になることは100%ないためwereが使われ、もう少し瘦せることはできなくはないのでwasが使われるというイメージです。
習うより慣れろ!文法にとらわれすぎず生きた英語を学ぼう

英語学習者の私たちにとって、正しい英語をなるべく使おうと努力することは、とても重要です。しかし、英語ネイティブとの会話の中で繰り返し「あれ?習ったものとは違う?」という表現が出てきた場合、あえて真似をして間違える必要はありませんが、今現在一般的に使われているのはこういう表現なのかと理解することも大切です。
[All Photos by Shutterstock.com]

Ai
20代のころからイギリス在住。科学者。フットボールに夢中な男の子の母親として奮闘中。ヨーロッパ各地のマーケット(蚤の市)散策、ワイン、見晴らしのよい絶景スポット、特に海が大好き。
世界のどこにいても、毎日を気楽に楽しめるヒントを共有していきたいです!
知らないと損をする英会話術133 意外と気軽に使える「I’m proud
Jul 3rd, 2022 | フレッチャー愛
日本語に直訳すると、ちょっと大げさかもしれないと感じられる「I’m proud of you」(あなたを誇りに思います)という表現。実は、英語ネイティブは意外と気軽に使っているのです。使えるシチュエーションや、気を付けたいNGな使い方も解説します。
【お祭りトリビア連載9】なんか怖そうだけど「岸和田だんじり祭」ってどんな
Jul 2nd, 2022 | 坂本正敬
全国の祭りに関する素朴な疑問を取り上げてきたTABIZINEの祭り連載。今回は、全国的に知名度の高い岸和田だんじり祭の「だんじり」の意味について紹介します。
遭遇したら要注意!「海に潜む超危険生物15選」強烈な毒で死に至る場合も…
Jul 1st, 2022 | TABIZINE編集部
世の中には見た目とは裏腹に、人間にとって危険な生物がたくさんいることはご存じでしょうか。ここでは、そのなかから「海などの水辺に潜む危険生物」をまとめて紹介します。コロナ禍の影響もあって愛好者が増加している「釣り」はもちろん、「海水浴」でも出会う可能性が高い、15種の生物にクローズアップ。いずれも人間にとって危険な毒や鋭い歯・爪などを持った、注意したい生物ばかりですよ。
【地図記号クイズ】青色や確定申告って?あなたの税金を管理する「〇〇署」
Jun 30th, 2022 | TABIZINE編集部
旅好きの皆さんの中には、「1日中ずっと地図を眺めていられる」なんて言う人も多いかもしれません。遠い地の景色を思い描きながらの卓上トリップも素敵ですよね! そこでここでは、そんな地図好きさんのために「地図記号クイズ」を連載でお届けします。2万5千分の1の地形図には、全部で134種類の地図記号が設定されているそう。よく知っている記号から、「はじめて見たかも」なレア記号もあるかもしれませんね!
今年はもう梅雨明け!?参考にしたい「灼熱の国の夏バテ対策」を一挙お届け
Jun 29th, 2022 | 坂本正敬
2022年6月27日、異例の早さで関東甲信越・東海・九州南部で「梅雨明けが宣言」されましたよね。異常気象ともいえる6月のこの暑さ……。こうなると、今までとは異なる暑さ・夏バテ対策を日本人も学んでいったほうがいいのではないでしょうか。今回は、日本よりももっと暑い灼熱の国々の人たちが普段から心掛けている暑さ・夏バテ対策を紹介します。
【実は日本が世界一】京都の企業が40%生産!スマホに不可欠なあの部品とは
Jun 29th, 2022 | 坂本正敬
意外な世界一を紹介するTABIZINEの連載。今回は、旅先でも欠かせない「スマホ」に関する世界一を紹介します。
【地図記号クイズ】貝塚や古墳に庭園や橋も!「〇跡・〇勝・〇〇記念物」
Jun 29th, 2022 | TABIZINE編集部
旅好きの皆さんの中には、「1日中ずっと地図を眺めていられる」なんて言う人も多いかもしれません。遠い地の景色を思い描きながらの卓上トリップも素敵ですよね! そこでここでは、そんな地図好きさんのために「地図記号クイズ」を連載でお届けします。2万5千分の1の地形図には、全部で134種類の地図記号が設定されているそう。よく知っている記号から、「はじめて見たかも」なレア記号もあるかもしれませんね!
【熱中症対策】新定番!?AOKI「クーラーベストⓇ」で猛暑に打ち勝つ!
Jun 28th, 2022 | mimoru
AOKIから暑い夏の熱中症対策となる「クーラーベストⓇ」販売! リチウムイオンバッテリーで稼働する空調ファンが腰部分に2か所内蔵されているので、外気を取り込み衣類内の熱を放出することができます。衣類内をムシムシせず快適に保つことができるなんて、これからの季節にうれしいですよね。レジャーはもちろん、今年の夏は日常生活でも導入したいかも。「着るだけ」で熱中症対策をしませんか。
関東は乳仕立て?地域で異なる「のれん」の常識とは【日本東西・文化対決】
Jun 28th, 2022 | 坂本正敬
東西南北に国土が広がる日本では、西日本と東日本とで生活習慣や文化などが異なることもよく注目されますよね。日本各地を旅したとき、それぞれの地域で違う常識を知ることも、旅の楽しみのひとつではないでしょうか? 今回は、「お店の軒先に下がっているのれん」について研究してみました。
【日本一の○○連載】標高2,908mの「池」の運命は?噴火で変わった二ノ
Jun 28th, 2022 | 坂本正敬
TABIZINEでは今までに意外な日本一を紹介してきました。例えば、日本一高い場所にある橋や駅なども紹介しましたが、日本一高い場所にある「湖」といえばどこになるのでしょうか。