イベント好きの欧米でハロウィンは大切な季節の行事
クリスマスやキリスト教の復活祭にあたるイースターほどではありませんが、イギリス人はハロウィンが大好き! 特に夜が長くなったり、寒くて天気の悪い日が続きがちな秋から冬にかけては、ハロウィン(10月31日)、ガイフォークスナイト(11月5日)、クリスマス(12月25日)、大みそか(12月31日)、バレンタイン(2月14日)と毎月のように大きなお祝いが続きます。
9月後半からお店やカフェのディスプレイはハロウィン仕様になり、スーパーには大きなかぼちゃや、トリックオアトリート用の個別包装されたお菓子が並び始めます。
イギリスやアイルランド、そして、もちろんアメリカでは欠かせないハロウィンを楽しむための、使えるフレーズをご紹介します!
Happy Halloween!ハッピーハロウィン!
Happy Birthday!(お誕生日おめでとう!)、Happy Easter!(素敵なイースターを!)と同様に、10月31日には会った友達や同僚にも、Hello!(ハロー!)のかわりにHappy Halloween!(ハッピーハロウィン!)と言うことができます。
子どもたちが、お化けや魔女などの仮装をしてお菓子をもらいにご近所を回るTrick or Treat!の際、「(この後も)ハロウィンを楽しんでね」という意味で、Happy Halloween!と声をかけてあげるのもおすすめです。
Spooky スプーキー
ハロウィンに関するコスプレやディスプレイなどでは、実は「怖い」という意味で、Scary(スケアリー)よりもSpooky(スプーキー)という言葉が使われます。Spookyは、絶叫するほど恐ろしい怖さというよりは、お化けが今にも出そうという不気味なイメージで使われます。
例)I hate going up the attic by myself. Because it’s so spooky.
屋根裏部屋にひとりで行くのがきらいなの。怖いから。
ハロウィンといえば !? 仮装パーティー
ハロウィンシーズンのパーティーに関する話題といえばコスプレ! イギリス人は仮装するのが大好きです。「仮装、コスプレ」はFancy dress(ファンシードレス)、もしくはCostume(コスチューム)でもOK。ただし、「コスプレ」は和製英語で「コスチューム・プレイ」の略のため、英語ではほぼ通じません。
ハロウィンパーティーにつきものの仮装に関する話題はこちら。
例)What will you be this year?
今年は何になるの?
What are you dressing up?
何を着るの?
I’ll dress up as a witch.
魔女の恰好をするつもり。
I will be a Darth Vader from Star Wars.
スターウォーズのダースベーダーになります。
かぼちゃで作るランタンといえば?
最近では、日本語でも「ジャックオーランタン」という言葉が浸透しつつありますが、かぼちゃをくりぬいて作るランタン(ランプ)のようなものをJack-o-Lantern(ジャックオーランタン)と呼びます。ランタンはランプという意味なので「ジャックのランプ」という意味が語源にあるといわれています。
かぼちゃの中身をくりぬいて顔に見立てて作るのですが、何て言えばいいでしょう?
例)My Mom used to be very good at pumpkin carving.
私の母親は、かぼちゃを彫るのがとても上手だったんです。
かぼちゃをくりぬいたり、彫ったりしてジャックオーランタンを作るときには、Cut(カット)やChop(チョップ)ではなく、Carve(カーブ)という動詞を使います。このCarveという言葉は、彫刻などを彫るときや、お肉を薄く切り分けるときにも使えます。
オレンジ色の西洋かぼちゃは日本のかぼちゃよりやわらかく、実はジャックオーランタン作りが予想よりは簡単にできます。出来上がりにろうそくを入れると本当に素敵で、仮装には興味がなくても、季節のイベントを自分なりに楽しむって大切だなと思えるのではないでしょうか。
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