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COP26開催中
2021年11月初旬現在、イギリス・グラスゴーにてCOP26が開催中です。「COP26」はThe 2021 United Nations Climate Change Conferenceのことで、国連加盟国の代表が気候変動に関する対策や計画を話し合う会議です。
英語でも「コップ トゥウェンティシックス」と発音し、日本語では「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」と、とても長い名称がついています。
英語でもThe 2021 United Nations Climate Change Conferenceが十分長いため、COP26と呼ばれています。が、この「COP」って何?
COPはConference of Partiesの略で「締約国会議」という意味です。つまりCOP26自体には「気候変動」「環境問題」のような内容に関するヒントは一切なく、26回目の締約会議という意味しかないんですね。また、COP26が開催されているイギリス現地でも、COPが何の略か、わかっている人は半分ぐらいかな・・・という印象です。
COPだけじゃない!毎日使うアルファベットの略語
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今回ニュースでよく聞くようになったCOPだけではなく、毎日の生活で当たり前に使っているアルファベットの略語ってたくさんありますよね。みなさんは、何の略か、どのくらい知っていますか?
ニュースでよく聞く組織に関する言葉
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まずはニュースでよく聞く団体名などを見て行きましょう。一般にも広く定着しているので、意味は知っていたけれど正式名称は意外に知られていないものもあります。
WHO World Heath Organization 世界保健機関
NGO Non-Governmental Organization 非政府組織
NPO Non-Profit Organization 非営利組織
どちらも、国際的、社会的な問題に取り組んでいる利益を目的としない市民団体という意味で、日本では、NGOとNPOはほぼ同意語として使われています。
UNICEF United Nations Children’s Emergency Fund 国際連合児童基金
SDGs Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標
SDGsは2015年に国連が「持続可能な世界」を目指すために合意した、2030年までに達成したい17の目標のことを指します。「エスディージーズ」と日本語でも英語でも発音し、「SDGsを意識してエコバッグを持つようになった」というように日本語では広く認知されていますが、実は英語ではあまり使われません。
ネット関連の言葉
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インターネットの普及とともに2000年代以降に使われるようになったものの、それにあたる日本語がほぼ思いつかないというもの多い、ネットやIT関連の言葉もおさらいしておきましょう。
SNS Social Networking Service
日本語でもSNSですが、英語ではSNSよりはSocial Mediaのほうがよく使われます。
URL Uniform Resource Locator
ウェブ上のアドレスのことですが、「統一位置資源指定子」が日本語訳で、もはや日本語でのほうが何のことなのかわからない・・・という状況ですね。
Wi-Fi Wireless Fidelity
無線でネットワークに接続する方法のことで、英語でも「ワイファイ」と発音します。
日常生活で使う言葉
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日常生活で欠かせない略語たち、みなさんはどのくらい知っていますか?
LCC Low Cost Carrier 格安航空会社
MVP Most Valuable Player 最優秀選手
PR Public Relations 広報活動
TPO Time, Place, Occasion 時間・場所・場面
VIP Very Important Person 要人
生活にはなくてはならないほど当たり前に使っているアルファベットの略語たち。改めて知ってみると「なるほど!」と思わずにはいられませんよね。家族や友達に豆知識として披露してみてくださいね!
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