トイレにまつわるサバイバルフレーズと基本英語を押さえよう
海外から日本へ来た外国人がまず驚くことのひとつに、無料で使える公衆トイレがたくさんあること、そして、その清潔さです。欧米のような先進国ですら、駅のトイレは有料だったり、使いたくないほど汚い、壊れていることがしょっちゅう。また、利用できるトイレが少ないなど、日本に比べると「トイレ難民」になりがちです。今回は、トイレにまつわるサバイバルフレーズと実際に使うことがなくても知っていたほうがよい「うんち」「おしっこ」などの基本ボキャブラリーをご紹介します。
使う機会は少ないけれど知っておきたい「おしっこ」「うんち」
まずは「おしっこ」「うんち」って英語でなんて言う? 大人同士の日ごろの会話では頻繁には使いませんが、それでも病院でトイレの回数を聞かれる、犬や猫などペットのトイレ事情の雑談でなど、知っていたほうが会話がスムーズに進む場面が意外に多くあります。
おしっこ:Urine(尿) 病院などで使われます。
Wee もしくはPee どちらも「おしっこ」に近いニュアンスです。
うんち:Poo 一番一般的です。
Stool (便、日常会話では使わないものの病院などでよく使われます)
dropping (犬や猫の落としたもの=ふん)
「おしっこ」「うんち」の一番一般的な呼び方は、Pee(ピー)とPoo(ㇷ゚―)。案外覚えやすくかわいらしい響きの単語ですよね。また、日本の「大、小」の言い方に近いもので、おしっこをNumber 1(ナンバー1),うんちをNumber 2(ナンバー2)という言い方も知られていますが、私の住むイギリスでは40代以下の若い人たちはほとんど使いません。
トイレはどこですか?
日本ほど公衆トイレのない海外では、立ち寄ったカフェやレストラン、デパート、博物館など、見つけられるところでトイレを済ませておきたいところです。
例)Where is the bathroom?
お手洗いはどこですか?
イギリスではToilet(トイレ)は「便器」という意味なので、Where is the toilet?はあまり使いません。代わりにbathroom(バスルーム), loo(ルー)が一般的です。
また「お手洗いを貸してください」も、Can I borrow a toilet? だと便器を取り外してどこかへ持って行く(借りていく)という意味になってしまうので要注意。
例)Can I use the bathroom?
お手洗いを使っていいですか?
トイレを「借りる」のではなく「使う」と表現しましょう。
トイレで席を立つときには・・・
レストランなどの食事の途中など、トイレで席を立ちたいというときには何か言うべき?
例)I need to go to wee.
おしっこに行きたいです。
日本語でも、さすがに「おしっこに行ってきます」とは言わないため、これはNG。無言で席を立っても失礼ということはありませんが、一言あるといいかも、という場合のおすすめはこちらです。
例)I’ll be right back.
すぐに戻ってきます。
「トイレに行く」というよりは、「ちょっと失礼します」に近いニュアンスです。
トイレを我慢する
トイレに行きたいけれど、トイレが見つからないような状況で「大丈夫、我慢できます」「どのくらい我慢できる?」と言いたいときには、どんな風に表現したらいいでしょうか?
例)Can you hold it for 10 min?
あと10分我慢できる?
Are you OK for 10 min?
10分ぐらい大丈夫?
I’ll be fine till next service station.
次の休憩所まで大丈夫です。
「トイレを我慢する」はHoldを使うのが一般的です。日本語と同様に英語でもトイレ関連の話題は、ダイレクトに表現することが少ないことを同時に覚えておきましょう。
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