いろいろある「思う」の言い方
「そうだと思います」と共感、肯定したいときの言い方は “I think so” だけではありません。ほかにもbelieve(信じる)、suppose(思う、察する)、 assume(仮定する)、guess(想像する)などを使うこともできます。
例)Is he coming to work today?
彼は今日仕事に来るのかな?
I believe so.
I think so.
I suppose so.
I assume so.
I guess so.
そうだと思うよ。
ただし、より確かに確信しているときにはbelieveを使い、残りのthink, suppose, assume, guessは声のトーンや表情で「まあ、来るとは思うけど……」という感じになります。
supposeが優秀な理由:be supposed toの使い方
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think, assume, guess, supposeの中でも、supposeがいかに重要な単語であるかという理由に「be supposed to」というフレーズを紹介します。「〇〇のはずです」「〇〇することになっています」という意味で使われるbe supposed toは、学校では習わないのに毎日の日常会話には欠かせない表現なんです。
1. 予測や期待を表す「○○するはず」
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まず、もっとも文字通りの意味、be supposed toで「〇〇であると仮定されている=〇〇であるはず」と言いたいときの使い方です。
例)It is supposed to rain this afternoon.
今日の午後、雨が降るはずです。
また、「〇〇することを期待されている」「〇〇することが当たり前と思われている」というときにも使われます。
例)What am I supposed to do?
どうすべきですか?(どうしたらいいですか?)
2. 規則として「〇〇をしなければいけない」と言いたいとき
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規則やルールに関して「〇〇をしなければいけない」と言いたいときにもよく使われます。
例)You are supposed to take your shoes off inside a house.
家の中では靴を脱ぐことになっています。
You have to take your shoes off inside a house.
家の中では靴を脱がなければいけない。
上の2つの文を比べた場合、be supposed toを使うほうが「ルールを作ったのは自分ではないので私は気にならないのですが、規則では〇〇しなくてはいけないんですよ」というふうに伝えることができます。つまり、キツイ印象を与えずに規則に従っていない人を注意したいときに使えるイギリス人らしい表現方法と言えます。
3. 過去形の場合は「〇〇のはずだった(けれど〇〇ではなかった)」
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過去形でbe supposed to を使った場合、「〇〇するはずだったけれど、実際はしなかった」という仮定法過去に似た意味になります。
例)The train was supposed to leave from London at 2pm but delayed.
電車はロンドンから午後2時に出発するはずだったが遅れた。
上級編:Should have とのニュアンスの違い
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「〇〇するはずだった(けれどしなかった)」というときのbe supposed toは、should have+過去分詞を使った仮定法過去の表現にとても近いニュアンスがあることを紹介しましたが、その違いは?
例)I can’t believe England lost! They should have won the penalty.
イングランドが負けたなんて信じられない! ペナルティーで勝つはずだったのに!
ほとんどの場合、should haveのところをwas supposed toに置き換えてもまったく問題なく、文法的にも意味としても十分自然に聞こえます。
では、何が違うのかというと「後悔の強さ」です。should haveを使った場合は、「○○すればよかった……」という後悔の気持ちがより強く、be supposed to の場合は「予定としては〇〇のはずだったが、そうしなかった」と、より淡々としている感じに聞えます。
例)I should have gone to the party.
パーティに行けばよかった!
I was supposed to go to the party.
パーティに行くはずだった(のに行かなかった)。
上の2つの文は情報としてはほぼ同じで、「パーティに行く予定だったけれど実際には行かなかった」という意味ですが、「行けばよかった!」という後悔の表れがbe supposed toを使うほうが少なめに聞こえます。
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