「五月病」って英語でなんて言う?
新年度がスタートする4月は、新しい仕事など環境の変化や新しい人との出会いなど、新鮮でウキウキするような毎日を過ごせた人が多いのではないでしょうか? ところがゴールデンウィーク明けの5月になると、程度は違えど「なんだかだるい。やる気がでない。仕事に行くのが憂鬱」などという「五月病」とされる症状を感じる人も増えるようです。
「五月病」は英語で何と言うのでしょうか? 直訳のMay disease(5月の病気)は通じません。May blues(5月のブルー)、May depression (5月の憂鬱)で「気分的落ち込み」と表現します。
日本語でも使うMarriage blues(マリッジブルー)や Maternity blues(マタニティブルー)のように気分が沈むことをブルーで表現します。Depressionは、憂鬱だけでなく精神疾患のうつ病の意味もあるので、五月病のような「なんとなくやる気が出ない」場合は、Bluesを使うほうがいいかもしれません。
また憂鬱やブルーな気分を表すときは、必ず複数形のBluesを使います。
五月病は日本特有の症状
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May blues(五月病)は実は日本だけのもの! 新学期が4月から始まるのも、ゴールデンウィークがあるのも日本だけなので、欧米では5月にブルーになる理由がないからです。
そのため、May bluesと言った場合、言葉としては理解できても海外の人には意味がわからないので、五月病とは何かを説明する必要があります。
例)Many Japanese suffer from May blues in May after the Golden week (a long days-off in the end of April).
多くの日本人が、4月の末にある長い休暇のゴールデンウィーク明けに「五月病」に苦しみます。
イギリス人がブルーになるのはいつ?
筆者の住むイギリスには五月病はありませんが、やはり多くの人がブルーになる共通の季節や時期に「○月病」があります。
それは、January blues(一月病)です!
イギリス人の多くはクリスマスをとても楽しみにしています。クリスマスに大みそか、新年と楽しい時間を過ごして日常生活が戻ってくる1月には、このような理由でブルーになりがちなんです。
ちなみに、イギリスでもっともうつになりやすい日は1月の第3月曜日とされており、Blue Monday(ブルーマンデー)として知られています。
五月病の症状
具体的にどこか具合が悪いというよりは、なんとなくやる気やモチベーションが出ないという五月病の典型的な症状を英語で表現するには?
例)I don’t feel like doing anything.
何もする気分になれない。
I feel under the weather.
具合がよくない。気分がすぐれない。
I don’t feel right.
調子がよくない。
I’m feeling down (depressed).
落ち込んでいます。
I can’t be bothered.
(めんどくさくて)どうでもいい。やる気になれない。
五月病の人を励ますフレーズ
最後に、五月病の友達を励ましてあげたい! というときに使えるフレーズを紹介します。
例)Cheer up. 元気を出して。
チアリーダーのCheer(チア)を使ったCheer upで「元気を出して、明るくいこうよ!」という意味になります。ただ、あまりに深刻に落ち込んでいる人に対しては「頑張って」が逆効果になることもあるので、寄り添う気持ちを伝える以下のフレーズもおすすめです。
例)Don’t push yourself so much.
頑張りすぎないで。
I will always listen to you.
いつでも相談してね。
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