「寝る、眠る」の基本はSleep
多くの人は一日の3分の1近くを寝て過ごしているように、「睡眠」はなくてはならない生活の一部です。そのため日常会話では必ず話題になるトピックと言えます。
まずは睡眠に関する超基本ワードから見ていきましょう。
例)Go to bed 就寝する
go to sleep 寝る、寝付く
fall asleep 寝付く
ここで「あれ? ベッドの前にaもしくはtheは入れなくていいの?」と思った人もいるかもしれません。英語ネイティブでも意見が分かれる微妙なニュアンスですが、ベッドの前に冠詞(aやthe)を入れないことで、動詞のような感覚で使っている人もいるようです。
I went to bed at 9pm last night but could’t go to sleep until midnight.
昨晩は9時にベッドに入ったのに、結局12時まで寝付けなかった。
Doze (off) 居眠り(うたたね)をする
しっかり睡眠というよりは、「うっかりうたたねをしてしまった、うとうとした」というときにはDoze(ドーズ)を使います。
睡眠に関するワード
次は、知っていると便利な睡眠に関するお決まりのフレーズを見ていきましょう。
Sleepover お泊まり
お友達のおうちに泊まりで遊びに行くことをSleepover(スリープオーヴァー)と言います。1泊以上には使えず、あくまで一晩だけのお泊まり会のときに使います。日本語では「パジャマパーティ」に近いニュアンスです。
Nap 昼寝
昼寝のことをNap(ナップ)と言います。また大人が(たいてい10分から30分程度の)短時間で効率よく疲れをとるためにする昼寝をpower nap(パワーナップ)と言ったりもします。
Lie in 朝寝坊
Lie in「ベッドの中に横になっている」という意味で、うっかりではなく敢えて「朝寝坊する」ことを言います。
例)I can’t wait for weekend. I can do a lie in!
週末が待ちきれない。朝寝坊できるから。
「考えておくね」と言いたいときに使えるSleep
「旅行はヨーロッパにする? アフリカにする?」「次の車は、電気にする? ハイブリッドにする?」など、割と大きな決断をする際などに今すぐ決められない場合、Sleepを使って決断を先延ばしにすることがよくあります。
例)I’ll sleep on it.
考えておくね。
直訳では「その上で眠ります」ですが、「何日か考えてから決めます」という意味で使われます。
「ぐっすり眠る」を表す独特の決まり文句
赤ちゃんがぐっすり眠っているときや、疲れすぎているのでどんな物音でもまったく起きる気配がないぐらい深く眠っている様子を表すときに、以下のように表現することが多いです。
例)Don’t worry, he’s not going to wake up. He is fast (sound) asleep.
起きないから大丈夫。彼はぐっすり寝てるから。
He is asleep=「彼は寝ている」にfast(もしくはsound)を付け加えることで「完全に、ぐっすり」という意味になります。
天気の話題や食べ物の話題のように日常会話からは切り離せない「睡眠」に関する英語をご紹介しました。うたたねする(doze)、朝寝坊(lie in)など、Sleep以外の言葉も使えると、一気にレベルアップして聞こえますよ!
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