ついつい使いすぎてしまうReally
外国人との英会話がある程度楽しめるようになってくると、「情報を伝えるだけ」の英語を脱して「あいづちやリアクションで感情も伝えたい」という気持ちに変わってくると思います。
そんなとき、ついついReally?(ほんとう?マジで?)ばかり使っていませんか?
例)I’m going to go on a date with Andrew this weekend!
今週末アンドリューとデートに行くんだ!
Really? Good for you!
ほんとう? よかったね!
Reallyで「ほんとう、マジ」を表現することは自然なことで、カジュアルな会話だけなくビジネスや目上の人にも使える便利な表現なのですが、使いすぎると若干耳障りなのと、RとLが両方入っているReallyは、多くの日本人が苦手な発音の単語でもあります。
今回は、Reallyよりも頻繁にネイティブが使う表現を含め、Reallyのバリエーションを増やして、さらに英会話が楽しめるようになりましょう!
場面別「Really」に代わる表現
日本語でも英語でもReally(ほんとう、マジ)は、大きくわけて2つの場面で使われます。まずは、それとは別の「ほんと?」「マジで?」「そうなの?」などの驚きを示す表現を見ていきましょう。
Seriously? ほんとう?
実は、このSeriouslyがReallyよりも頻繁に使われます! カジュアルでもビジネスでも場面を選ばず使えることもありがたいですよね。
以前ならReallyを使っていたところに、ぜひ Seriouslyも使い始めることをおすすめします。
例)2 Pint of beer cost 10 pounds in this pub, it’s way expensive!
このパブ、ビール2パイントで10ポンドもする。高すぎる!
Seriously? ほんとう?
For real? マジで?
またReal(ほんとう、真実)を使って、For real?で「マジで?」ということもできます。ただし、これは会話でのみ使われ、かなりカジュアル。どちらかというと若者が使うスラングに近い印象です。
No way! ありえない! うそでしょ!
ありえない、信じがたいぐらいの大きな驚きの場合には、Really?の代わりにNo way!を使うこともできます。日本語の「うそでしょ!」のようなニュアンスになります。
Are you sure? ほんとうにそうなの?
信憑性を疑うほどの信じがたい内容に驚いて、「それ、ほんとう?」と確認を取るときには、Are you sure?も使えます。
What!? 何!?
思わず「何!?」と聞き返さずにはいられない、耳を疑うほどの驚きの場合にはWhat!?を使って感情を表現するのもアリです。
【上級編】Did you? Is it? などで聞き返す
Reallyを使うもうひとつの場面は、相手の話した内容を確認するとき。「そうなの?」と短く合いの手を入れる感じにもなるので、スムーズに会話が進み、「話を聞いてますよ」という共感のサインにもなります。
ただし、相手の話した内容によって、Did you? Is it? Does he?など、言い方を変える必要があるので、瞬発力が必要になるところがやや上級者向けです。
例)I went to Paris over the Easter holiday.
イースター休暇でパリに行ったの。
Did you? How was it?
そうなの? どうだった?
例)There were so many mosquitoes in the field.
原っぱには蚊がたくさんいたよ。
Were there? That sounds horrible.
そうなの? それはいやだね。
「真剣な」という意味のReally
Reallyは、あいづちとしてだけではなく「本気で、真剣に」と強調するときにもよく使われます。
例)I really didn’t know.
本気で(ほんとうに)知らなかったの。
この場合は、Honestly (正直に、まじめに)やSeriously(真剣に)で置き換えることもできます。
また、Swear(誓う)という言葉を使って、I swear「ほんとうです。私は(神様に)誓えます」というのも定番フレーズです。
例)I swear I won’t be late tomorrow.
明日はほんとうに遅刻しないよ。
今回は「ほんとう、マジで」という意味のReallyの代わりになるフレーズをご紹介しました。ついついReallyを使いすぎてしまうことから卒業して、より自然な英会話を楽しみましょう!
[All Photos by Shutterstock.com]